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お子さんが急に「歯が痛い、痛いよぉ」と泣きはじめたらどうしますか?
痛み止めの薬を飲ませても、その場しのぎだし、ひざこぞうのすりむき傷とちがって、虫歯は自然には治りません。 でも、以前に一度歯科医院に行った時大暴れして、連れて行くのもかわいそうだ、という場合。 でも、もっと虫歯が深くなってもっと痛くなったら、もっとかわいそうなことになってしまいます。 どうか、歯科医院に連れてきてあげてください。 ただし、その時、「ぜったい痛くないから」とか「みてもらうだけだから」という言葉は、極力使わないようにしてください。 「はいしゃさんに僕を連れて行くときだけは、お母さんはウソつきになる」
お子さんが、そう思ってしまったらたいへんです。
子供は、信頼している親がウソをつくような異常事態には非常に敏感です。
特に、以前ろくに説明もされずに、ただ機械的にひどく押さえつけられて治療された小児は、肉体的な痛み以上に精神的な心の傷を負っています。 そういう悲しい思いを絶対にさせたくない。
「むしばをやっつけるときは、ちょっと痛いかもしれないけど、がんばろう」
蛇足ですが、子供を叱るとき「言うこと聞かないと、歯医者さん行って歯を削ってもらうよ。」とか「泣きやまないと、注射してもらうよ」というような「脅迫めいたしつけ」の仕方は、絶対にやめて下さいね。これをやられると、実際歯医者に来たとき最初から怖がってしまい、治療になかなか入っていけないケースが多いです。子供は想像力が豊かですから、毎日のようにそうやって叱られていると、初めて見る歯医者さんの顔が鬼のように見えちゃうかもしれません。 |
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