その1

小児のからだを縛り付けるネット付のベッド、うちの病院にはありません。
無理に、お父さんお母さんと離すこともしません。
確かに、診療の手段としてやむを得ない場合もあるかもしれませんが、小さい子だって、きちんとお話をして、仲良くなって、という段階をじっくり踏んでゆけば、必ず心を開いてくれるし、治療できるようになります。

「忙しくて、子供を病院にそうそう連れて行けない。泣いても押さえつけてもいいから早く治療を済ませてください」という保護者の方が時におられますがそれは本当に愛情から出てくる言葉ですか?自分勝手な都合ではないですか?
 

仕方なく押さえこんで治療しなければならないような緊急事態も、時には
あります。でも、そんな時には、私もスタッフもみんな心の中で「ごめんね、ごめんね、がんばってね、がんばってね」と叫びながら、泣きながら治療しているのです。
そして、その気持ちはその子に必ず伝わります。

お父さんお母さん、最初は泣いてうまく治療できなくても、少しずつでも必ず問題は解決されてゆきます。どうか、最初うまく治療できなくても、叱らないで、少しできたことをたくさん褒めてあげてください。
あなたのお子さんは、あなたが思っているよりもどんどんたくましく成長していけるはずです。
 

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